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2部前期リーグ戦総括

2018/08/06

東京都大学サッカー2部リーグも第9節が終了し、前期リーグは幕を閉じた。今季の2部リーグは昨年度1部の武蔵大学帝京大学一橋大学、3部からの昇格組である東京理科大学山梨大学を含む全10チームで構成されている。ここでは、1部昇格を目指し各チームがしのぎを削る激戦の2部前期リーグを、データや選手へのインタビューとともに振り返る。
 

<目次>

東京大学帝京大学が勝ち点20で並び亜細亜大学が勝ち点3差で追う!

②首位東京大学、主将インタビュー!

③現在得点ランキングトップを独走中!玉川大学皆川侑也選手にインタビュー‼

④後期リーグの展望



 

 

 

東京大学帝京大学が勝ち点20で並び亜細亜大学が勝ち点3差で追う!

2部の前期リーグが終了して、今季も大混戦の模様である。

第4節から第6節までは亜細亜大学が首位に立ち、第7節から首位に立った東京大学が前期を首位で折り返した。とはいえ、1位から8位までの勝ち点差がたったの9であり、どの大学がこのリーグを制するか全く予想がつかない。そんな前期リーグを各節の注目試合と共に見ていく。

 

〇第1節 4/29

山梨 1‐1 武蔵

昇格組の山梨大学が昨季1部の武蔵大学に引き分け、今季の2部リーグの混戦を予感させた。

 

〇第2節 5/6

亜細亜 2‐1 玉川

首都 1‐0 山梨

亜細亜大学と首都大学東京が開幕2連勝を飾り総得点の差で亜細亜大学が首位に躍り出た!

 

〇第3節 5/13

首都 3‐1 武蔵

帝京大学と亜細亜大学が引き分け、唯一の開幕3連勝で勝ち点を9に伸ばした首都大学東京が他のチームを1歩リードしたかに見えたが…

 

〇第4節 5/20

首都 1‐1 成城

亜細亜 3‐1 山梨

首都大学東京が成城大学と引き分け開幕からの連勝がストップしたところで、亜細亜大学が山梨大学に勝利し勝ち点10でこの2チームが並ぶ。勝ち点9で東京大学がその後ろを徹底追走した!

 

〇第5節 5/27

亜細亜 4‐2 首都

東京 3‐1 玉川

注目の首位攻防戦は亜細亜大学に軍配が上がり、この敗戦で首都大学東京は2位から4位に転落。玉川大学を下した東京大学が2位に躍り出た!1つの勝敗で大きく順位が変わった今季の2部前期リーグの注目節であった。

 

〇第6節 6/3

成城 1‐0 亜細亜

東京理科 3‐0 山梨

成城大学が首位の亜細亜大学を撃破し、1位亜細亜大学から6位首都大学東京までが勝ち点3差と大混戦に!!そして、今節は東京理科大学が初勝利で勝ち点3を積み上げた節でもあった!

 

〇第7節 6/10

東京 6‐1 山梨

首位であった亜細亜大学が引き分けた一方で6発快勝の東京大学が単独首位に!!前期リーグ終了時の順位を考えると、この節が非常に重要だった事がわかる。

 

〇第8節 6/17

一橋 3‐1 亜細亜

帝京 4‐1 武蔵

東京理科 1‐0 成城

東京大学が首都大学東京と引き分けたが、他の上位陣がつまずき東京大学は首位をキープ。一方で帝京大学が武蔵大学に4発快勝で2位浮上!東京理科大学も2勝目を獲得し、リーグはさらに混戦となった。

 

〇第9節 6/24

東京 6‐2 成城

帝京 3‐1 山梨

亜細亜 7‐1 東京理科

前期最終節、しっかりと勝利を収めた上位陣の順位変動はなく、東京大学の首位ターンが決まった!!!

 

首位に立ったチームが4チームもあり、毎節順位の変動があった大混戦の前期リーグであった。昇格組の2チームは勝ち点をうまく伸ばせていないが、あと一歩のところで勝ち点を掴めなかった試合が多々見受けられる。中位のチームも上位陣に勝利を収めるなど、後期終了時の順位がどうなっているか全く予想のつかない激戦必至のリーグと化した。夏のオフシーズンに各チームがどれだけレベルアップして後期にどんな結果を見せてくれるのか、期待である。

 

②首位東京大学、主将インタビュー!

前期リーグを終えて首位に立っている東京大学。昨年は2部6位と1年での1部復帰は果たせなかったが、今季は開幕戦こそ敗れはしたものの、そこから6勝2分けと負けなしだ。なんと言ってもリーグナンバーワンの26ゴールは驚異の一言である。そんな東京大学の主将を務める、中沖隼 選手が語ってくれた。 
 

 

Q1 前期リーグを振り返って感じたことは何ですか?

例年以上に全てのチームの力が拮抗していると感じました。勝ち点差が開かず、1つの勝敗で順位が簡単にひっくり返るという状態が続き、非常に痺れる前期でした。

 

Q2 リーグ最多得点を取れた要因を教えてください。

色々な選手が得点できたことだと思います。ウチには絶対的な選手がいないので、其々が持つ自分がチームを救うんだという覚悟と責任が好転してくれました。
 

Q3 前期リーグで1番印象に残っている試合を教えてください。

第8節の首都大戦(△1-1)です。自分は出場停止だったのですが、闘う選手達の顔つきと、終了間際の同点弾で喜びを爆発させる応援団を見て、チームの成長と自分の役割を再確認できた試合でした。
 

Q4 後期リーグの目標を教えてください。

もちろん昇格です。とはいえ、このまま順調にいくなどとは思っていません。必ず来るであろう苦しい時期を乗り越え、「部活」という名の「日常」の集大成を「昇格」という結果で締めくくりたいと思います。

 

 談:東京大学主将・中沖 隼選手(暁星高校) 
 

③現在得点ランキングトップを独走中!玉川大学皆川侑也選手にインタビュー‼

前期リーグで9得点。2位以下が僅差で並ぶ中、得点ランキングトップを独走中。そんな玉川大学の攻撃陣を牽引する皆川侑也 選手が語ってくれた。
 

(上図:前期リーグ終了時の得点ランキング) 
 

Q1 前期リーグで得点を多く取れた要因を教えてください。

常にチームの力になるという強い気持ちで試合に挑み、またチームの仲間がいい形でパスを出してくれたおかげで多くの得点を取ることができました。

 

Q2 やりづらかったチームを教えてください。

第1節 成城大学(⚫1-2)
私自身、身長が高いわけではないので、CBが高身長でヘディングの強い印象が強く残っている初戦の成城大学が1番やりづらかったです。

 

Q3 後期リーグに向けて自分の課題とチームの目標を教えてください。

後期リーグに向けての個人の課題は、チームを勝たせられる選手になることです。前期は得点をとっても勝てない試合が続きました。後期は試合を決めることができるようになるために、さらに多くの得点を目指したいと思います。チームの課題としては、前期なかなか勝ち切ることができなかった分、しっかり勝ちを増やし、優勝を成し遂げることです。チーム一丸となって勝利を目指したいと思います。

 

談:玉川大学 皆川 侑也選手

 

④後期リーグ展望

何度も述べている通り、今季の2部リーグは大混戦である。昇格枠を手にする上位2チームは一体どこになるのか、想像がつかない。昇格組の2チームも1点差での敗北など惜しい試合が何度もあった。そこで勝ちきれるようになれば残留が確実なものになってくるはずだ。各チームの後期リーグの躍進が楽しみである。


文:大塚
 

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順位表

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