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【活動報告レポート】サッカーコンディショニング研修会「今、何をすべきか -Jクラブトレーナーからの提案-」

2017/03/03



 2月13日(月)にJFAハウスにて、株式会社湘南ベルマーレ理学療法士の小川岳史氏をお招きし、サッカーコンディショニング研修会「今、何をすべきか -Jクラブトレーナーからの提案-」 を開催しました。この研修会では、コンディショニングやトレーニング、キャリアなどの様々なことについて、質疑応答を中心に、講師と参加者で対話をする形で進められました。また、実技としてストレッチを行い、意識するポイントなどを指導していただきました。
 このレポートでは、質疑応答の一部と研修会の様子をご紹介します。
 
<講師紹介>
小川 岳史 氏(株式会社湘南ベルマーレ 理学療法士)
1970年生まれ。早稲田大学商学部卒(ア式蹴球部)。本田技研で6年間プレー。前十字靭帯2回断裂を経て現役引退。引退後東京医療学院に入学し理学療法士免許取得。筑波記念病院で3年の勤務ののち、湘南ベルマーレに入社。トップチームで理学療法士として活動する。今年で9年目に至る。
 
<質疑応答の内容>
Q1. シーズンを通して、どのようにして選手の良い状態をキープすれば良いか?
A. 体の中の水分の量をキープする。水分を1日に2~2.5L摂ると良い。そうすると風邪を引きにくくなり、怪我も出にくくなる。シーズン中は怪我人を出さないことが大事なので、良い状態の選手をいかに人数揃えるかという見方をすることが大切。
 
Q2. 大学サッカーリーグ戦の中断期間(夏)のトレーニングはどのようにするのが良いか?
A. 結構トレーニングをやって良いと思う。ただ、怪我人の人数が多いなら、トレーニングの強度を少し落とすことが必要になってくる。トレーニングの方法に正解はない。指導者が「選手を強くしたい」というところに責任を持ってできるかどうかが大事。自分が会ったこともない知らない人のトレーニング理論を選手に当てはめるのは無責任だと思うから、「あなたの目で選手をしっかりと見る」(洞察力を持つこと)が大事。
 
Q3. ウエイトトレーニングは必要か?
A. トレーナーの中でも意見が分かれるところ。今のトレンドはウエイトトレーニングをやる方向。何のためにそのトレーニングをやるのか、その目的をしっかりと考えることが大事。
 
Q4. 食事について
A. 季節のものをバランス良く食べることが大事。今の若い人は食が細いから、もっとたくさん食べるように!
 
Q5. 自分の大学のチームが試合に負けた時は、一年生がやるべき仕事をやらなくなってしまうが、どうすれば良いか?
A. 仕事は気分でやるべきではない。勝っても負けても仕事はやらないといけない。それが社会というものだから、言っても分からない人には罰走をさせた方が良い。
 
Q6. 将来はプロのチームでトレーナーとして仕事をしたいと考えているがどうすれば良いか?
A. そうなりたいと思っていたらそういう方向に行くもの。ただ、そうなりたいと思う動機が純粋であるべき。動機が純粋であれば、プロ選手でもそうでない選手を見ても、仕事が楽しくなる。対象がプロかどうかが大切なのではなく、自分がプロであることが大切。プロとは常に相手にとって適切な行動をとれる事。トレーナーは「見られる人」ではなく、「見る人」である。自分の治療が選手の自立を妨げていないかを注意するべき。
 
<研修会の様子>


 

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