2019年度 第52回東京都大学サッカーリーグ戦4部 総括記事
2020/01/22
4部リーグ 総括
東京都大学サッカーリーグ4部は台風の影響もあり当初の予定であった10月13日には終わらなかったが、次週の10月20日に無事に全日程を終了した。3部昇格の権利を手にしたのは昨年3部リーグに所属し、今期4部リーグを戦った東京外国語大学校と電気通信大学。この2チームはリーグ戦を通して安定した強さを見せつけた。また、他チームも熱い戦いを繰り広げてくれた。そんな4部リーグを4つのトピックで振り返る。
≪目次≫
①熱い戦いを繰り広げた4部リーグ。その順位を振り返る。
②3部への昇格権を勝ち取ったのは東京外国語大学と電気通信大学!!
その要因を探るべく両主将へインタビュー!
③ 惜しくも昇格を逃してしまった4位東京農工大学。昇格に何が足りなかったのか?主将インタビュー!
④得点王は東京農工大学の首藤航選手!今シーズンを振り返って
①熱い戦いを繰り広げた4部リーグ。その順位を振り返る。
4部リーグでは1部~3部リーグのホーム&アウェイ方式とは異なり、各大学と1試合ずつ、年間9試合を戦う。そのため1試合の重みが非常に大きくなってくる。そんな4部リーグにおいて今期は昇格した2チームの強さが目立った。
まず注目すべきは東京外国語大学。年間を通して無敗を続け8勝1引き分けという圧倒的な強さを見せて1試合を残して優勝と3部昇格を決めた。その強さは4部リーグにおいて頭一つ抜けていたといえるだろう。
次に注目してもらいたいのが電気通信大学と都留文科大学。最終節まで3部昇格権を争った2チームは勝ち点1差で電気通信大学が昇格を手に入れた。惜しくも昇格を逃した都留文科大学だが昨年のリーグ戦でも上位につけており、その実力は本物だ。来年こそは今年と去年の無念を糧に3部リーグ昇格を果たしたい。
最後に4位の東京農工大学に注目してもらいたい。得点ランク1位、アシストランキング2位の首藤選手を擁しながら上位陣とは少し勝ち点をあけられてしまった。実力は確かなだけに来季こそは優勝争いへと食い込めるか、期待がかかる。
②3部への昇格権を勝ち取ったのは東京外国語大学と電気通信大学!
その要因を探るべく両主将インタビュー!
今季の4部リーグで3部への挑戦権を勝ち取ったのは東京外国語大学(4部1位)と電気通信大学(4部2位)だ。この2校を率いた、高橋遼太郎主将(東京外国語)、鎌倉周平主将(電気通信)の2人に今季のリーグ戦を振り返ってもらった。
1.まずは3部リーグ昇格おめでとうございます!今シーズンを振り返ってどのように感じましたか?
高橋選手: リーグ優勝を果たす事が出来ましたが、一回りのみの対戦など4部特有の難しさを改めて感じたシーズンでした。
鎌倉選手: 4年生が主体のチームで、院試や研究が忙しく全員揃うことが少なかったなか、1年で3部昇格することができて嬉しいです。後期の首位攻防戦で負けたことで優勝を逃したことは惜しまれる点ですが、来期の3部でリベンジしたいです。
2.3部リーグに昇格することができた要因は何だと思いますか?
高橋選手: 夏のリーグ休止期間の使い方です。チーム戦術を見直す事が出来た事ました。
鎌倉選手: 今年から入部した1年生9人が開幕から最終節までチームを助けてくれました。人数が少ない上、忙しい大学生活の中ハードワークしてくれたおかげだと思います。
3.リーグ戦を戦っていく中でチームとして意識したことはありますか?
高橋選手: 戦術、メンタルなど全ての面で全員が同じ方向に向かう事です。
鎌倉選手: さまざまな事情でメンバーやポジションを固定できないので、各々が色々工夫して練習ました。 また、昨期の失点の多さを反省し、守備を第一に考えて戦いました。
4.最後に来年のリーグ戦に向けて目標と意気込みを教えてください!
高橋選手: 3部での戦いを楽しんでもらいたいです。
鎌倉選手: 4年生がいなくなることで選手数が11人になります。新入部員の勧誘頑張りましょう。
③惜しくも昇格を逃してしまった4位東京農工大学。
昇格に何が足りなかったのか?主将インタビュー!
2年前、3部リーグ8位という結果に終わり無念の4部リーグ降格を味わった。1年での3部復帰を目指して臨んだ去年のリーグ戦は勝ち点こそ2位の明星大学と同じであったが、得失点差で惜しくも昇格を逃してしまった。そして、2年分の悔しさを込めて挑んだ今季のリーグ戦は思うように勝ち点を伸ばせず4位フィニッシュ。またしても昇格を逃した。一体彼らには何が足りなかったのだろうか?今年度主将を務めた森 健人主将にお話を伺った。
――― リーグ戦を振り返っていかがでしたか?
接戦をものにできず、リーグ序盤でつまづき、なかなかうまくいかなかった。
――― 3部昇格に足りなかったなと思う部分を教えてください。
チームとして武器になるものを作れなかったことです。
――― 主将として一年やってきてチームをまとめるために意識して取り組んだこと。また、苦労したことなどがあれば教えてください。
モチベーションがバラバラで良い雰囲気を作るのが難しかったです。
――― 来季の自チームに向けて一言
勝つ喜びを多く味わって3部に上がってほしいです。
④得点王は東京農工大学の首藤航選手!今シーズンを振り返って
今年の4部リーグで得点王に輝いたのは武内翔吾選手(東京農工大学)だ。チームとしては昇格を逃してしまったが、自身としては得点王となり印象に残るリーグ戦になったに違いない。そんな武内選手に今シーズンを振り返ってもらった。
1.まずは得点王おめでとうございます!今シーズンを振り返ってどのように感じましたか?
4部を優勝するつもりでリーグ戦を戦っていたので、4位という結果は非常に残念ですし、もっと自分にできることがあったのではないかと今でも後悔しています。
2.たくさん点を取るために意識したことはあったのでしょうか?
前期に点を取ることができなかったので、後期はそれを取り返そうという思いでピッチに立ちました。それが結果的にゴールに繋がったと思っています。
3.数多くの得点を奪ってきた今期のリーグで1番印象に残っているゴールは?
海洋戦でのゴールです。先制されて苦しい中、同点弾を決めたことでチームにいい流れを作れたと思います。
4.最後に応援してくださった方々に一言お願いします!
全体通して不甲斐ない試合ばかりでしたが、応援が大きな力になりました。最後まで応援ありがとうございました。
最後になりましたが、今季のリーグ戦を支えて頂きました選手、スタッフ、保護者、OB/OG、審判員、その他関係者の方々に心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。して来期以降もご支持とご声援のほど宜しくお願い致します。
文:大塚