2019年度 第52回東京都大学サッカーリーグ戦2部前期 総括記事
2019/09/06
2部前期リーグ 総括
令和を迎え最初のリーグ戦が幕を開けた。今期は昨年1部の朝鮮大学、成蹊大学の2チームと、3部リーグから昇格した日本大学商学部、日本大学文理学部の2チームが加わった全10チームで構成されている。昨年1部で戦った朝鮮大学、成蹊大学の強さが目立った一方で、一橋大学や亜細亜大学の強さも光った。そんな2部リーグを4つのトピックスで振り返る。
〈目次〉
① 前期リーグを順位変動表と共に振り返る
② 2部リーグを牽引した2チームの主将インタビュー
③ 苦しんだ前期リーグを終えて、日大商学の主将に聞いた!
④ 後期リーグ注目節を紹介!
① 前期リーグを順位変動表と共に振り返る
2部リーグも前期が幕を下ろした。順位変動表を見ていくと、第2節以降朝鮮大学が首位を守り続ける中、2位、3位を成蹊大学と一橋大学が争うという形が見られる。4位の亜細亜大学から7位の武蔵大学までは勝ち点は2点差しかなく一試合の結果で大きく順位が変動しかねない。実際、上の変動表でもその辺りの順位は頻繁に変わっていて、実力が伯仲していることがうかがえる。8位首都大から10位日本大学文理学部は中位のチームと少し勝ち点が離れているが、首都大は成蹊大を下し、日本大学文理学部は亜細亜大学を下すなど、決して勝ち点を伸ばせないわけではない。夏に着実に実力を伸ばして、後期リーグでその成果を発揮してもらいたい。
② 2部リーグを牽引した2チームの主将インタビュー!
昨年惜しくも1部リーグ残留を逃した朝鮮大学と成蹊大学。最短での一部復帰を目指して今期2部リーグを戦っている。2チームともに1部の実力を見せつけ、朝鮮大学は首位、成蹊大学は3位という結果で前期リーグを折り返した。そんな朝鮮大学・朴清佑主将(神戸朝鮮高校)と成蹊大学・武田滉介主将(専修大学付属松戸高校)にお話を伺った。
Q.1 前期リーグを戦ってみた感想をお願いします。
朴選手
前期を終えて結果としては一位で折り返せましたが、最終節は負けで終わってしまいましたし、1試合1試合の内容的にも課題が残る試合が多かったと思います。前期を戦いながら、簡単な試合などないと実感しました。
武田選手
一戦一戦、自分たちのペースで試合できず苦戦しました。
Q.2 前期で印象に残っている試合を教えてください。
朴選手
一橋大学との試合です。
自分も前の節の試合に怪我で出られなかったことに加え、上位対決ということでかなり気合いが入っていました。
武田選手
チームで一体感を作れた朝鮮戦です。
Q.3 自チームの中で後期に注目してほしいプレイヤーを教えてください。
朴選手
14番 韓勇岐(FW.東京朝鮮高校)と9番康杜豪(MF.東京朝鮮高校)です。
14番 韓勇岐のフィジカルの強さとゴールに向かう姿勢に注目してもらいたいです。
9番 康杜豪のドリブル、クロス、カットインシュートに注目してもらいたいです。
武田選手
9番 小林将騎(MF.正智深谷高校)です。
Q.4 最後に後期リーグに向けての意気込みをお願いします。
朴選手
後期開幕戦を必ず勝利していいスタートダッシュを切り後期全勝できるよう、まずは目の前の試合に全力を注ぎキャプテンとして常にチームを引っ張ります。必ず一部に昇格します!
武田選手
全勝して優勝します!
③ 苦しんだ前期リーグを終えて、日大商学部の主将に聞いた!
昨季、最終節まで続いた昇格争いを制して2部リーグ昇格を果たした日本大学商学部。しかし、前期リーグを終えての結果に満足はしていないだろう。そんな後期での巻き返しを狙う日本大学商学部・木村謙斗主将(保善高校)にお話を伺った。
Q.1 前期2部リーグを戦った感想。また3部リーグとの違いを教えて下さい。
木村選手
昨年3部リーグを優勝し、今シーズン2部リーグで戦うことになりましたが、やはり去年とは違い技術、体力、チームの総力のレベルが高く、実力差を感じさせられました。
Q.2 自チームの長所を教えてください。
木村選手
監督のいない学生主体のチームなので、選手一人ひとりに責任が生じる分、意見を言い合ったりしてチームの為にできることを皆で力の限り実行するところです。チームのことを常に第一に考える姿勢ですね。
Q.3 後期リーグに向けての課題と意気込みをお願いします。
木村選手
前期を終えて厳しさを感じられたので、後期はそれを活かし勝ち点を一つでも多く積み、チームの目標である2部残留を成し遂げたいと思います。
④ 後期リーグ注目節を紹介!
各チームが力の限りを尽くしてそれぞれの目標に向かって激しくぶつかっていくであろう後期リーグ。各試合に様々なドラマがあるだろう。そんな後期リーグの中で筆者の独断と偏見で選んだ注目の5試合を紹介しよう。
第12節 9/4(水)
成蹊大学vs一橋大学
・前期リーグで2位の位置につけている一橋大学と3位の成蹊大学。前期で勝利をおさめた一橋大学に対し、成蹊大学もリベンジを狙っていくるだろう。昇格に大きくかかわってくる後期リーグ序盤の大一番といえる。
第12節 9/4(水)
日本大学商学部vs首都大学東京
・第12節からはもう一試合取り上げたい。この試合は残留を占う上で非常に大事な試合になってくる。前期では引き分けに終わっているが、ここで勝ち点3を獲得出来たチームはグッと残留に近づく事は間違いない。どちらも執念で勝ち点3を狙う熱い戦いになるだろう。
第15節 9/22(日)
日本大学文理学部vs日本大学商学部
・両チーム順位こそふるっていないが、日大ダービーということもありどちらもプライドを持ってこの試合に入るだろう。負けられない両チームの魂のぶつかり合いをみることができ、熱いこと間違いない!
第16節 9/29(日)
亜細亜大学vs一橋大学
・リーグも終盤に差し掛かり昇格争いをしているだろうということでこの試合を取り上げたい。去年、一昨年と3位と惜しくも昇格を逃してきた亜細亜大学と今期絶好調の一橋大学の一戦。前期はスコアレスドローに終わっているが、このリーグ最終盤での勝ち点3はどちらのチームも喉から手が出るほど欲しいはず。激戦となること必至。
第18節 10/13(日)
成蹊大学vs朝鮮大学
・言わずもがな2部リーグ屈指の好カード。前期を終えて首位に立つ朝鮮に唯一の黒星を付けた成蹊大学。朝鮮大学としては絶対にリベンジしておきたい相手であろう。昨年のリーグ戦からの戦績はどちらも1勝1敗1引き分けとまったくの五分五分。最終節に歓喜を見せるのはどちらのチームになるのか!
以上に取り上げた他にも熱い戦いが待っている後期2部リーグ。応援よろしくお願いします!
(文:大塚)
令和を迎え最初のリーグ戦が幕を開けた。今期は昨年1部の朝鮮大学、成蹊大学の2チームと、3部リーグから昇格した日本大学商学部、日本大学文理学部の2チームが加わった全10チームで構成されている。昨年1部で戦った朝鮮大学、成蹊大学の強さが目立った一方で、一橋大学や亜細亜大学の強さも光った。そんな2部リーグを4つのトピックスで振り返る。
〈目次〉
① 前期リーグを順位変動表と共に振り返る
② 2部リーグを牽引した2チームの主将インタビュー
③ 苦しんだ前期リーグを終えて、日大商学の主将に聞いた!
④ 後期リーグ注目節を紹介!
① 前期リーグを順位変動表と共に振り返る
2部リーグも前期が幕を下ろした。順位変動表を見ていくと、第2節以降朝鮮大学が首位を守り続ける中、2位、3位を成蹊大学と一橋大学が争うという形が見られる。4位の亜細亜大学から7位の武蔵大学までは勝ち点は2点差しかなく一試合の結果で大きく順位が変動しかねない。実際、上の変動表でもその辺りの順位は頻繁に変わっていて、実力が伯仲していることがうかがえる。8位首都大から10位日本大学文理学部は中位のチームと少し勝ち点が離れているが、首都大は成蹊大を下し、日本大学文理学部は亜細亜大学を下すなど、決して勝ち点を伸ばせないわけではない。夏に着実に実力を伸ばして、後期リーグでその成果を発揮してもらいたい。
② 2部リーグを牽引した2チームの主将インタビュー!
昨年惜しくも1部リーグ残留を逃した朝鮮大学と成蹊大学。最短での一部復帰を目指して今期2部リーグを戦っている。2チームともに1部の実力を見せつけ、朝鮮大学は首位、成蹊大学は3位という結果で前期リーグを折り返した。そんな朝鮮大学・朴清佑主将(神戸朝鮮高校)と成蹊大学・武田滉介主将(専修大学付属松戸高校)にお話を伺った。
Q.1 前期リーグを戦ってみた感想をお願いします。
朴選手
前期を終えて結果としては一位で折り返せましたが、最終節は負けで終わってしまいましたし、1試合1試合の内容的にも課題が残る試合が多かったと思います。前期を戦いながら、簡単な試合などないと実感しました。
武田選手
一戦一戦、自分たちのペースで試合できず苦戦しました。
Q.2 前期で印象に残っている試合を教えてください。
朴選手
一橋大学との試合です。
自分も前の節の試合に怪我で出られなかったことに加え、上位対決ということでかなり気合いが入っていました。
武田選手
チームで一体感を作れた朝鮮戦です。
Q.3 自チームの中で後期に注目してほしいプレイヤーを教えてください。
朴選手
14番 韓勇岐(FW.東京朝鮮高校)と9番康杜豪(MF.東京朝鮮高校)です。
14番 韓勇岐のフィジカルの強さとゴールに向かう姿勢に注目してもらいたいです。
9番 康杜豪のドリブル、クロス、カットインシュートに注目してもらいたいです。
武田選手
9番 小林将騎(MF.正智深谷高校)です。
Q.4 最後に後期リーグに向けての意気込みをお願いします。
朴選手
後期開幕戦を必ず勝利していいスタートダッシュを切り後期全勝できるよう、まずは目の前の試合に全力を注ぎキャプテンとして常にチームを引っ張ります。必ず一部に昇格します!
武田選手
全勝して優勝します!
③ 苦しんだ前期リーグを終えて、日大商学部の主将に聞いた!
昨季、最終節まで続いた昇格争いを制して2部リーグ昇格を果たした日本大学商学部。しかし、前期リーグを終えての結果に満足はしていないだろう。そんな後期での巻き返しを狙う日本大学商学部・木村謙斗主将(保善高校)にお話を伺った。
Q.1 前期2部リーグを戦った感想。また3部リーグとの違いを教えて下さい。
木村選手
昨年3部リーグを優勝し、今シーズン2部リーグで戦うことになりましたが、やはり去年とは違い技術、体力、チームの総力のレベルが高く、実力差を感じさせられました。
Q.2 自チームの長所を教えてください。
木村選手
監督のいない学生主体のチームなので、選手一人ひとりに責任が生じる分、意見を言い合ったりしてチームの為にできることを皆で力の限り実行するところです。チームのことを常に第一に考える姿勢ですね。
Q.3 後期リーグに向けての課題と意気込みをお願いします。
木村選手
前期を終えて厳しさを感じられたので、後期はそれを活かし勝ち点を一つでも多く積み、チームの目標である2部残留を成し遂げたいと思います。
④ 後期リーグ注目節を紹介!
各チームが力の限りを尽くしてそれぞれの目標に向かって激しくぶつかっていくであろう後期リーグ。各試合に様々なドラマがあるだろう。そんな後期リーグの中で筆者の独断と偏見で選んだ注目の5試合を紹介しよう。
第12節 9/4(水)
成蹊大学vs一橋大学
・前期リーグで2位の位置につけている一橋大学と3位の成蹊大学。前期で勝利をおさめた一橋大学に対し、成蹊大学もリベンジを狙っていくるだろう。昇格に大きくかかわってくる後期リーグ序盤の大一番といえる。
第12節 9/4(水)
日本大学商学部vs首都大学東京
・第12節からはもう一試合取り上げたい。この試合は残留を占う上で非常に大事な試合になってくる。前期では引き分けに終わっているが、ここで勝ち点3を獲得出来たチームはグッと残留に近づく事は間違いない。どちらも執念で勝ち点3を狙う熱い戦いになるだろう。
第15節 9/22(日)
日本大学文理学部vs日本大学商学部
・両チーム順位こそふるっていないが、日大ダービーということもありどちらもプライドを持ってこの試合に入るだろう。負けられない両チームの魂のぶつかり合いをみることができ、熱いこと間違いない!
第16節 9/29(日)
亜細亜大学vs一橋大学
・リーグも終盤に差し掛かり昇格争いをしているだろうということでこの試合を取り上げたい。去年、一昨年と3位と惜しくも昇格を逃してきた亜細亜大学と今期絶好調の一橋大学の一戦。前期はスコアレスドローに終わっているが、このリーグ最終盤での勝ち点3はどちらのチームも喉から手が出るほど欲しいはず。激戦となること必至。
第18節 10/13(日)
成蹊大学vs朝鮮大学
・言わずもがな2部リーグ屈指の好カード。前期を終えて首位に立つ朝鮮に唯一の黒星を付けた成蹊大学。朝鮮大学としては絶対にリベンジしておきたい相手であろう。昨年のリーグ戦からの戦績はどちらも1勝1敗1引き分けとまったくの五分五分。最終節に歓喜を見せるのはどちらのチームになるのか!
以上に取り上げた他にも熱い戦いが待っている後期2部リーグ。応援よろしくお願いします!
(文:大塚)