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【特集】1部前期リーグ 総括

2017/06/29


今季の1部リーグは、昨年度覇者東京経済大学、昨年度関東2部リーグの明治学院大学、昇格の成蹊大学、一橋大学、武蔵大学を含む、全10大学によるリーグ戦である。関東昇格を目指すチームがひしめく激戦必至のディビジョンである。ここではその1部前期リーグをデータや選手・スタッフのコメントとともに振り返る。

〈目次〉

1.東京経済大学破竹の7連勝、主将インタビュー

2.7連勝を支えた大日方マネージャー(東京経済大学)

3.四巴の得点王争い!

4.後期リーグに向けての展望
 

東京経済大学 破竹の7連勝の雰囲気を作り上げたものとは。
 

Q1.7連勝の秘訣は?
攻撃面:
新チームになってから得点力不足に悩まされていた。そこからシュートで終わるというのを徹底し、試合でのシュート数も増え得点に繋がるようになった。また、ボランチやサイドバックといったポジションの積極的な攻撃参加により攻撃がより厚くなったと思う。

守備面:
低いところでのリスクを軽減するために高い位置でボールを奪うことをチーム全員が徹底している。セットプレーでの守備は、声をかけより集中するようにしている。ボールを奪われた後の1歩、2歩の守備をより一層厳しくしていきたいと思う。


Q2.連勝中のチームの雰囲気について

とても良くなっている。内容もすごく大事だが結果がすべてだと思っている。結果がついてくれば自ずと練習の雰囲気や、Aだけでなく下のカテゴリーの雰囲気も変わって来ると思う。アミノバイタル杯の学習院大学に敗戦してから、1人1人が練習や試合に対する意識が変わり、全員がチームが良くなるように考えてきた。それが今の結果に繋がっているのはとても嬉しい。

Q3.リーグ戦で1番印象に残っている試合は?

第2節   明治学院大学戦

昨年関東リーグの明治学院大学に勝ち切ることが出来たのがこの前期リーグの結果に繋がっていると思う。先制点こそ奪われてしまったが、あの時の自分達は点が取れるという気持ちがあり自分達のサッカーをすることが出来た。前半で逆転に成功することが出来、後半は攻められる時間が多かったが全員で守り抜き勝利することが出来た。あの試合の勝利はとても大きかったと思う。

Q4.前期リーグのMVPは?
背番号26 関口雄大(横河武蔵野Y)

現在チームの得点王とアシスト王なんです。ボランチの選手で正直、前線のポジションをやってる自分的には悔しいが、チームに欠かせない選手。雄大の武器はセットプレーで、そこからの得点がとても増えた。チームがあまり良くない時間のセットプレーは流れを変えることが出来るので、東経の1つの武器になっている。

Q5.後期に向けて一言
この前期の結果に満足することなく後期戦っていきたい。そのために、この夏を無駄にせずいい準備をしたいと思う。昨年は優勝することは出来たが、関東リーグに行くことは出来なかった。新チームになってから関東リーグに行くことを目標に掲げているので、常にチャレンジャー精神を忘れず、1戦1戦勝利していきたい。

 (談:東京経済大学主将 小野田祥太(八千代松陰高校) )

7連勝を支えた大日方マネージャー
 

7連勝の源とはなんでしょうか?

攻撃面ではセットプレーで効果的に点を取ることが出来た。
守備面では全員がアグレッシブな守備で勝利をたぐり寄せたと思う。


連勝中のチームの雰囲気は?

連勝しているからといって、特に雰囲気に変わりはありませんでした。他大学とは違いコーチがいないので、選手主体で練習を行なっているので、個人個人がチームの事をすごく考えています。そういった部分が結果に出ているのかなと思います。

1番印象に残っている試合は?
第8節       大東文化戦
理由:昨年のアミノバイタルカップのプレーオフでPK負けをしたこともあり、大東文化大学は特に負けたくないチームでした。なので、とても悔しかったです。


前期リーグのMVPは?
背番号:28 佐藤大斗(関東第一)

理由:1年生ながら右SBとして勝利に貢献してくれました。

後期に向けてひとこと

     首位堅守!
 

東経サッカーを支える大日方マネージャー

四巴の得点王争い!

  前期日程を終え、第50回東京都1部リーグでは158ゴールが生まれた。現在、チーム得点数で1位に立つの明治学院大学。昨季、関東で培ったチーム力を発揮し、25ゴールを記録している。

しかし得点王争いが、チーム力を反映するとは限らない。現在、5得点で得点王争いを繰り広げるのは4人。ここでは、彼らに注目する。
 

☆東京経済大学 26 関口雄大(横河武蔵野Y)

強烈なパンチ力と正確さを併せ持つ右足を武器に、セットプレーだけで4得点を記録。流れの中でも圧倒的なシュートレンジを持ち、一発でゲームの流れを変えることのできるタレント。彼に自由を与えると一撃必殺のシュートが相手ゴールを襲うだろう。
 

☆大東文化大学 33 松本雄太(浦和東)

長身を活かしたカラダを張ったプレーが持ち味。どこからでもゴールを狙い続けるストライカーで得点パターンの多彩さが魅力。ここまでの5ゴールはすべてワンタッチで相手ゴールを陥れてきたワンタッチゴーラーには最大限の警戒が必要だろう。
 

☆一橋大学 47 城所知希(都立青山)

チームに勢いをもたらす一橋のエースストライカー。前期、彼がシュートゼロに終わった試合はすべてチームは敗戦しているという事実が物語っているように、一橋大学の上位進出には彼のゴールが間違いなく必要だろう。
 

☆武蔵大学 9 上田竜哉(前橋育英)

正確なボールタッチでゲームを支配し、点が欲しい時に点が取れる、武蔵大学の頼れるエース。昨季、東京都2部リーグ得点王の実績を引っさげ、目指すはチームの勝利、2年連続の得点王だ。
 

以上、現在得点王の4選手である。後期リーグは彼らがさらに活躍を見せてくれるだろう。

後期リーグ戦にむけての展望

今年は東京都大学サッカーリーグ1部リーグから上位4チームが関東リーグ参入戦に参加できる。
前期日程を終えた時点で上位4チームは東京経済大学、明治学院大学、立教大学、大東文化大学だ。
しかし、今年の東京都大学サッカーリーグ1部リーグは稀に見る大混戦である。9位成蹊大学から3位立教大学までの勝ち点差はわずかに6。どのチームにも関東リーグ参入戦へのチャンスがある。
頭ひとつ抜ける印象があるのは、首位東京経済大学と昨季、関東2部リーグを経験している明治学院大学だ。東京経済大学は圧倒的な攻撃力で相手をねじ伏せる。明治学院大学は現在最多得点と最少失点の二冠を誇る。スキのないチームだ。3位につける立教大学は東京都リーグ所属の大学で唯一、アミノバイタルカップに出場する自力のあるチームだ。アミノバイタルカップでの躍進にも期待したい。現在5位の山梨学院大学は開幕4連勝を達成したチームで実力に疑念の余地は無い。8位、9位、10位と下位に位置する國學院大学、成蹊大学、帝京大学もひとたび勢いづけば、上位陣を脅かすことは間違いない。國學院大学はキャプテンで守護神の中座大輔(成立学園高校)を軸に巻き返しを誓う。成蹊大学は現在チーム得点王の廣瀬友紀(トリプレッタY)を始め、攻撃力を発揮し、昨季、東京都大学サッカーリーグ2部リーグ優勝の実力を見せつけたいところだ。10位帝京大学は開幕から8連敗を喫してしまった。前期最終節に勝ち点1を獲得したが、9位成蹊大学との勝ち点差は8。後期の巻き返しに期待したい。
どのチームが関東リーグ参入戦へ進出し、関東昇格を果たすのか、後期リーグは目が離せない展開になること間違いない。

文:内田

 
 
 
 
 
 

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